小型犬向きのドッグフードとは

 体重10キロ以下の小型犬の特徴のひとつは、体の大きさの割に多くの食べ物が必要なことです。
これは体重1キロ当たりのカロリー消費量が、中型犬や大型犬に比べて多いからです。
小型犬の必要カロリーは、体重1キロに対して100キロカロリーとされています。
中型犬が70キロカロリー、大型犬が50キロカロリーですから、かなり多いのが分かりますよね。

 このため、小型犬向きのドッグフードは、少量でもカロリーの高いものが必要になります。
体が小さい以上、消化器も大きくないため、食べる量はどうしても少なくなってしまうからです。
ただ、最近の小型犬は基本的に室内で飼われているものも多くなっています。
このため、カロリーが高いドッグフードを与えていると肥満の原因になることもあります。
そのあたりは愛犬のライフスタイルと相談しながら決めましょう。

 また、小型犬は中型犬や大型犬に比べ、歯石による歯周病になる可能性が高いとされています。
これは体が小さいため、口やアゴも小振りになっていることに起因しているとされています。
小型犬には歯石予防のため、小粒でかみ砕けるタイプのドッグフードがオススメです。